2010-03-30 第174回国会 参議院 総務委員会 第9号
○参考人(今井義典君) 先生御指摘のとおり、参議院の第一委員会室からの国会中継では、現在NHKのカメラを基本に放送しております。御指摘のとおり、国会テレビのリモコンカメラも設置してありますけれども、この中継映像には随時スーパーが入るなど、NHKにとっては映像を切り替えるタイミングなど映像を構成していくことが難しい点が幾つかございます。したがいまして、長い時間使用するのが難しくて、現在は最小限の使用にとどめております
○参考人(今井義典君) 先生御指摘のとおり、参議院の第一委員会室からの国会中継では、現在NHKのカメラを基本に放送しております。御指摘のとおり、国会テレビのリモコンカメラも設置してありますけれども、この中継映像には随時スーパーが入るなど、NHKにとっては映像を切り替えるタイミングなど映像を構成していくことが難しい点が幾つかございます。したがいまして、長い時間使用するのが難しくて、現在は最小限の使用にとどめております
○参考人(今井義典君) お答え申し上げます。 まず、中国の国内のテレビ事情でございますけれども、現在、世界で衛星を使ってテレビ放送をしているチャンネルは数百から千ぐらいあると言われております。 このうち中国では、現在、BBC、CNN、それからNHKの日本語のテレビでありますワールド・プレミアム、こうした放送を含めて三十チャンネル程度が中国政府の許可を得て衛星放送として流れております。これらのチャンネル
○参考人(今井義典君) お答えします。 先生おっしゃいましたように、技術的には余り大きな問題はないと承知しております。ただ、制度上クリアしなければいけない問題が幾つかございます。 一つは、このテレビ国際放送は放送法第二条第二号によりまして、「外国において受信されることを目的とする放送」と定められております。それから、NHKが国内で放送業務を行う際に、チャンネルの数が国の放送普及基本計画に基づいて
○参考人(今井義典君) 先生御質問のテレビ国際放送は、NHKワールドTVというふうに呼びまして、最新鋭のスタジオをNHKの中に造りまして、二十四時間英語のニュースを中心にお届けしております。アジア各地にNHKの支局が設けてございますが、このネットワークを最大限に生かして、国際社会で存在感を増しているアジアの動きを、日本の動きも当然でございますけれども、リアルタイムで伝えて、アジアの情報はNHKからという
○今井参考人 先生御指摘のとおり、一般世帯への受信対応を強化してまいりたいということで、世界の国々のケーブルテレビあるいは衛星放送事業者に働きかけをいたしまして、個々の世帯で、家庭で放送が受信できるように環境整備に努めているところであります。 御指摘のとおり、今月末、今年度末までに一億一千九十万世帯に届きます。今後四年間に一億五千万世帯を目指しておりますけれども、その方法といたしましては、衛星、ケーブル
○今井参考人 NHKでは、二月からNHKワールドTVをスタートさせました。この二十四時間放送では、国際政治、ビジネス展開あるいは投資判断にかかわるような、いわゆる世界のオピニオンリーダーに向けてニュース、情報を伝えるとともに、日本の情報にこれまで触れる機会のなかった一般の方々への情報提供ということも目指しております。また、アジアからの情報も極めて重視して、NHKのアジアにおける情報網を使って放送を出
○参考人(今井義典君) 窓口の担当者がそのような発言をしたのは事実であります。NHKとしては、この発言は極めて不適切なものであると判断いたしました。言葉遣いも含めまして、電話を掛けてこられた方を不快にさせたものだと考えております。こうしたことのないようにコールセンターを指導するとともに、研修を徹底してまいります。 改めて、視聴者の皆様におわびいたします。
○参考人(今井義典君) 様々なニュース、番組に対しましてお電話をいただくことが毎日のようにありますが、この件数、先ほど合わせて五百二十と申しましたが、五百三十件が正しい数字であります。多い方だというふうに言えると思います。
○参考人(今井義典君) お答えいたします。 自民党総裁選が告示されました九月十日の「ニュース7」、午後七時からのニュースに対しまして、およそ三百件のお電話をちょうだいいたしました。翌日の総裁選関連のニュースと合わせますと、五百二十件の意見、要望が寄せられました。この中では、放送時間が長いという意見が多くありました。また、立候補した五人の主張を丁寧に伝えていて良かったという意見などもいただいておりまして
○参考人(今井義典君) 先生の御指摘は、NHKの放送に公平性が保たれているかという御指摘かと思いますが、政治的な公平性は、前回の委員会でも申し上げましたように、私どもジャーナリストはテレビを始めとするメディアにかかわらず一番大事にしている原則であります。 放送の内容につきましては、事実に即した情報を提供し、それに即したコメント、そうしたものを放送していくことによりまして、個人的な見解や特定の主義主張
○参考人(今井義典君) 失礼いたしました。 NHKの制作する、あるいはNHKが子会社に委託する番組につきましては、NHKの国際番組基準、委託基準にのっとって、則して実施することになります。一方、子会社が番組制作会社として独自に番組を制作し放送する場合には、広告や企業協賛などの外部資金で賄うことも検討しております。このため、この子会社が独自の番組基準や広告基準などを設ける必要があると考えております。
○参考人(今井義典君) お答えします。 まず、新しく強化されます外国人向けテレビ国際放送につきましては、すべてを外国国際放送子会社に委託するのではありませんで、主たるニュース、報道の部分につきましてはNHKの本体がニュースを伝えてまいります。子会社の方では、NHKから番組を委託し、その制作業務を行うことが一つ、もう一つは、子会社独自の番組を制作、放送することになります。
○参考人(今井義典君) 委員御指摘のとおり、政治的な公平性といいますのはジャーナリズムの基本でありますし、公共放送NHKにとりましても最も重要な原則であると理解しております。 ニュースの原稿は事実に即したコメントに徹して、個人的な見解や特定の主義主張に偏っていると受け取られるような表現は厳に慎むようにしております。双方の意見、対立している意見を紹介できないようなときでも、同じシリーズ企画の中などで
○参考人(今井義典君) NHKは、民間の厳しい競争の中を勝ち抜いてきた福地会長の指導力、対応力、そして決断力、こうした中で経営改革と職員の意識改革を進めつつあります。既にNHKの中でこのカルチャーショックが浸透を始めていると私ども感じております。 その中で私の最大の責務は、これまでのジャーナリストとしてのNHKでの経験を生かしまして、公共放送の自主自律を守りつつ、会長を補佐していくことであると承知
○参考人(今井義典君) お答え申し上げます。 NHKの国際放送は、二十年度大幅な予算増額をいたしましてテレビ国際放送の体制を強化してまいります。これに併せて、御指摘の外国人向けテレビ国際放送の子会社を設立するわけですが、四月の段階、今御審議いただいている予算の承認をいただくことができれば、四月に株式会社日本国際放送を設立いたします。この子会社は当面は企画会社としてスタートいたします。そして、今年の
○今井参考人 お答えします。 外国人向けテレビ国際放送は、主として二つの方法でニュース、番組を制作してまいります。ニュースの方は、NHKが責任を持って、NHKの国内ニュースをベースに、アジアからの情報も含めて制作、発信してまいります。一方、関連するさまざまな番組、報道系の番組、社会番組、文化番組、そういった番組につきましては、別に外国人向けテレビ国際放送の子会社をつくりまして制作してまいります。
○参考人(今井義典君) 二点お答えをさせていただきます。 一点は、ワールドテレビジョンの外国人向けの放送の一億一千万世帯、どのように達成するかという御質問だったと思いますが、これから世界各国の衛星の配信会社と交渉してまいります。 先ほどお話し申し上げました大きな三つの衛星でカバーしている中に、その衛星から更に電波を受けて国別、地域別に放送を出していく会社がそれぞれの地域、国にございます。そこは無料
○参考人(今井義典君) それでは、お手元の資料を併せてこのスライドと御一緒に御覧いただきながら説明を進めてまいります。 まず最初のページですが、国際放送をめぐる各国の取組を表にしてみました。 テレビ国際放送が最初に注目されたのは、九〇年代の初め、湾岸戦争のときであります。このとき活躍したのがアメリカのCNN。アメリカの三大ネットワークをしり目に、現地から生中継でバグダッド空爆の模様を伝えました。
○参考人(今井義典君) NHKの今井でございます。先月三十日付けで副会長に就任いたしました。よろしくお願いいたします。 私からは、NHK国際放送の現在の活動、体制、そしてこれからの展開につきまして説明させていただきます。 まず、ビデオを御覧いただこうと準備してまいりました。テレビ国際放送、NHKワールドテレビジョンの紹介、五分程度のものですので、まず御覧いただきます。 〔資料映写〕